フードバンクはみんなで支えるセーフティーネット

NPO法人 とちぎボランティアネットワーク


■プロジェクトの背景

ここ最近「子供の貧困」がクローズアップされている。生活保護を受給せずに頑張っている人たちを応援しようという取り組みです。貧困に陥る状況は、それぞれ違う。それぞれの課題を一緒になって考えてくれる人がいると、貧困からの脱出は早いのです。寄り添いながら、一緒に考えてくれる地域住民が必要です。フードバンクは、そんなお手伝い(お節介)の入口で、食品を通して、寄り添える仕組みです。

■プロジェクトの目的・取り組み

3年前から取り組み始めた「フードバンク」事業について、県内の皆さんに知ってもらい、活動に参加・協力してもらいたい。特に、生活困窮者支援については、それぞれが置かれている現状も課題も違っています。それらの課題を一緒になって解決に向けて寄り添ってくれる人を増やしていきたいです。地域の課題を地域にいる人で取り組み、「助け合える栃木づくり」を進めていきたい。

■協働パートナーとその役割の一例

とちぎコープ生活協同組合とは、フードバンク食品の提供のほか、販売店舗での「フードドライブ」(※家庭でお中元などでいただいたけれども食べない食品(賞味期限の切れていないもの)を集めること)の活動を定期的に実施し、広く一般市民に向けたフードバンクの広報活動も行っています。また、コープの倉庫の一部を食品の保管に提供してくれます。

■これまでの成果

困窮者からのSOSに対し、昨年は71回(41件)の食品提供を行った。また、生活保護受給に繋げる助言や支援を行った。自ら手続きなどを行うことが困難な方を支えた。就労支援も必要になってきている。徐々に継続ケースが多くなっており、自立へ向かうことも中々できない困窮者も多い。そんな人たちを支えるボランティアに協力者として活動してもらっている。一般市民が支える仕組みが「フードバンク」です。食品を通した“縁つなぎ”が県内各地で、始まっている。

■県民への参加の提案と、参加の方法

食品企業による食品提供はもちろんですが、一般企業の社会貢献として、社員一人1品のフードドライブ活動をして食品を集めていただけると助かります。

そして何よりも、貧困は身近であることを理解し、困っている人に寄り添ってくれるボランティアを求めています。Vネット事務所での入力ボラ・配送ボラ・寄り添いボラも募集。11/8.9に開催されるチャリティーウォークへの参加もお待ちしております。

■団体基本情報

団体名:特定非営利活動法人 とちぎボランティアネットワーク

住所:宇都宮市塙田2-5-1 共生ビル3階

ウェブ:tochigivnet.com

メール:tvnet1995@ybb.ne.jp

電話:028-622-0021

会員数:698名

設立: 19年目

年間支出規模:2千万円~5千万円未満

活動分野:子ども・若者 自然・環境 福祉 震災復興・災害支援 国際協力・交流・多文化共生 まちづくり その他

■団体活動内容

ボランティア・市民活動の推進、個人のSOSの解決、災害救援、NPOのファンドレイジングの応援を行います。「もったい ない食品を、ありがとうの食品」に変えるフードバンク宇都宮は、リスク社会・無縁社会の中で「自分たちで作るセーフティーネット づくり」を進めています。

■団体のミッション・ビジョン

とちぎボランティアネットワークは、 栃木県内に住む人の自発的な社会活動を促進し、 ボランティアの仲間とともに創意工夫のあふれる郷土をつくります。

■社会に提供できる価値・貢献できること

地域とのつながりが薄れ、SOSが出せずに困窮する人が増えています。誰しもが困窮と隣り合わせでありながらも、縁をつなごうとしない。しかし、ボランティアで人と関わることで新たな“縁”を繋いでいける。そんな、“縁つなぎ”のきっかけづくりのお手伝いをしている。「困った時はお互い様」の精神で助け合いの社会づくりを目指します。